最近よく聞くWEBマーケティングで使われるオウンドメディアやイーコマースといった専門用語。
なんとなく理解はしているけど所々で言葉の意味がよく分からない、、、WEBマーケティングに関わりたいけど未経験で、様々なマーケティング用語の意味を知りたいといった相談を日頃いただくことが多いので、まずはこれだけ覚えておけば基本的なWEBマーケティングの意味が分かる用語集を作りました。
WEBマーケティングと一言で言っても幅広い領域に関わってくるため、用語も細かいものも含めると1記事にまとめきれないほどあります。
ですので、今回はよく使われてかつ日本語で表記されるマーケティング用語のみを五十音順にまとめてみましたので、少し情報が多いですが参考にして覚えてみてくださいね。
[この記事はこんな要望のある方にオススメ]
・マーケティングでよく使うあの言葉ってどういう意味?
・マーケティング担当者の言葉が理解できない!
・マーケティング未経験だけどこれから学びたい!
今回WEBマーケティング未経験者の方へ、覚えておくと話が分かり便利な日本語版マーケティング専門用語をお教えします。すでに知りたい用語があれば下記目次の頭文字から探してみてください!
「あ行」ではじまるWEBマーケティング用語
「あ」がつく用語
①アクセス解析
アクセス解析とは、保有するWEBサイトにアクセスするユーザーの属性や行動を分析することです。
ユーザーの性別や年齢、サイト内のページ閲覧数、サイトでの滞在時間やサイトアクセスのキッカケとなったメディアなどWEBサイトで掲げる目的目標に対して様々なユーザーの動向を数値化して分析することで、その目的の達成に役立てる行動のことです。
②アドネットワーク
アドネットワークとは、複数広告媒体のWebサイトを集めて広告配信ネットワークの集合体を形成し、多数のWebサイト上で広告を配信する広告配信手法です。
広告主はアドネットワーク業者を介して一括で広告処理を任せることができるため広告出稿の業務効率化が図れ、様々なサイトへまとめて広告を掲載できるため多くのトラフィックが見込めます。
③アドエクスチェンジ
アドエクスチェンジとは、複数のメディアやアドネットワークを束ねて、広告枠をインプレッションごとに自由に売買できる仕組みのことです
アドエクスチェンジの特徴として、広告メディアを束ねるアドネットワークをさらに束ねて多数の広告先へ一括で掲載できること、各広告の異なる支払い(クリック課金やインプレッション課金)を入札型のインプレッション課金に統一されることなどが挙げられます。
④アトリビューション
アトリビューションとは、コンバージョン(成果)までの経路のうち直接成果につながった接点だけではなく、コンバージョンに至るまでの複数の接点(広告やSNSなど)をさまざまな視点からみて、それぞれの接点に特定の方法で貢献度を割当てるという考え方です。
最終的にサイト内でコンバージョンに至った経路では広告でも、サイト内に誘導するキッカケを多く創出しているのがSNSなど別経路の場合、直接効果を生み出すキッカケの要因としてはじめにサイトへ多く誘導したSNSに対しても評価して強化を促すといったイメージです。それを分析として行うことを「アトリビューション分析」といいます。
⑤アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、「成果報酬型広告」のことです。
通常広告は「掲載」や「クリック」されることで費用・課金が発生しますが、アフィリエイト広告は広告クリック先のサイトでユーザーがコンバージョン(商品購入や会員登録など)が発生した場合に費用が発生する仕組みになります。
「い」がつく用語
①イーコマース
イーコマースは、「eコマース」や「EC」と呼ばれることもあります。
イーコマースとはインターネットなどのネットワークを介して売買・契約などを行う取引形態のことで、インターネットであらゆるモノを商取引することの総称です。
例としては楽天市場やアマゾン、通販サイトと呼ばれるものはイーコマースに該当します。
②インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングとは、自社保有のWEBサイト・ブログ・SNS・動画チャンネルなどのコンテンツを介して見込み客となるユーザーに自社を見つけてもらい役立つ情報を提供し、関係性を深めて顧客になってもらうための活動になります。
③インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、SNSやYouTubeなどでフォロワー・登録者(ファン)が多く、特定のコミュニティにおいて大きな影響を与える「インフルエンサー」を企業が活用し商品やサービスの宣伝活動を行うことを指します。
また、一般的な定義としてフォロワー・登録者が10万人以上をインフルエンサー、数千~10万人までをマイクロインフルエンサーと呼ばれます。
④インプレッション
インプレッション(imp)とは、GoogleやYahoo!などの広告が広告枠に掲載される、ユーザーが広告を目にした回数のことを指します。
またインプレッションは表示回数と表現されるケースもあり、SNSでは広告だけではなく一般的な投稿に対しての表示回数を言います。
「う」がつく用語
①運用型広告
運用型広告とは、GoogleやYahoo!のリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などで、配信内容・ターゲット・期間・予算などをリアルタイムで調整し効果を最大化することができるWEB広告のことを指します。
「え」がつく用語
①エクスペリエンス
エクスペリエンスとは、消費者が製品やサービスを利用、または購入した際の体験や経験のことを指します。
WEBマーケティングではカスタマーエクスペリエンス(CX)や「顧客体験価値」として顧客の満足度向上での考え方として用いられることがあります。
②エンゲージメント
WEBマーケティングにおけるエンゲージメントとは、企業のブランド・商品または企業自体に対する消費者との関係性の事を指します。企業が消費者に様々なコンテンツを通して情報を提供することで愛着や好感を得てもらい、継続的な関係性を構築する流れにおいて使用されます。
また、企業と消費者との関係性の深さを図るうえで「エンゲージメント率」と呼ばれる指標を用います。
「お」がつく用語
①オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社が保有するメディアの総称を表す言葉です。
WEBマーケティングでは主にオフィシャルサイト・ブログサイト・YouTube公式ページなどが挙げられます。
近年ではソーシャルメディア(Facebookやinstagramなど)をオウンドメディアに含めて表現する場合もあります。
「か行」ではじまるWEBマーケティング用語
「か」がつく用語
①回遊ページ
回遊ページとは、サイトを訪問したユーザーがランディングページ後に閲覧する一連のページ群のことを指します。
ユーザーがサイトにアクセスしてからAページ⇀Bページ⇀Cページと移動を行うことを回遊と表現します。
②カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、消費者の購入に至るまでの時系列の行動(プロセス)を可視化したものを指します。
消費者が購入アクションに至るまでどのような行動をとっているのかを見える化することで、タッチポイント(行動のポイント)を見つけ出し、効果的なアプローチを行うための情報としてマーケティングで役立てます。
③カスタマーエクスペリエンス
カスタマーエクスペリエンスとは、消費者が商品やサービスから得ることのできる「顧客体験」や「顧客体験価値」です。
CXとも呼ばれ、カスタマーエクスペリエンスを高めることで消費者の更なる利用や自発的な共有・拡散へと繋がるため
WEBマーケティングにおいて重要な成功要素になります。
④カルーセル広告
カルーセル広告とは、一つの広告枠に複数の画像、または動画でき、ユーザーがスワイプすることで多くの情報を見せることができるフォーマットの広告になります。
Facebookやinstagram広告、YouTubeなどのGoogle広告やで使用できる広告形式です。
「き」がつく用語
①キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、Googleが無料で提供する広告配信などに使用する「キーワードの調査」や「キーワードの選定」をおこなうことができるサポートツールです。
活用方法としては、作成する広告やコンテンツに関する新たなキーワードの発掘や、キーワードごとの月間検索ボリューム・キーワードの競合性・広告の推奨クリック単価などを調査などがあります。
②キャッシュ
WEBマーケティングでのキャッシュとは、WEBサイトにアクセスした際、訪問したWEBサイトの情報を一時的に保存する仕組みのことです。
キャッシュは、一度閲覧したページやそのページで使われている画像をキャッシュとしてハードディスクに保存しており、同じページをあとから見る際に改めてサーバーと通信してデータを取得せずに、ハードディスクから読み込むことでサイトの表示スピードが早くなる役割をもちます
「く」がつく用語
①クッキー(Cookie)
クッキーとは、Webサイトに訪問したユーザーの情報を、一時的に保存しておくための仕組みです。
例えばECサイトで商品をカートにいれてそのままログアウトしても、再ログインすればカート内の商品情報が保存されている、会員ページにログイン情報を入力しなくてもそのまま会員ページにアクセスできるといったサイト操作をスムーズにするメリットがあります。
②クリック数
クリック数とは、広告やWebページなどにあるリンクを閲覧者が選択して開いた回数のことを指します。
WEBマーケティングではクリック数をWEB広告やWEBサイトの成果指標として「クリック率」や「クリック単価」で活用することがあります。
③クローラー
クローラーとは、「検索ロボット」「サーチボット」と呼ばれるインタネット上を巡回するプログラムのことで、WEBサイトや画像・動画といったあらゆる情報を順次収集し、自動で検索データベースを作成します。
この巡回プログラムはGoogleやBingといった検索サイトがそれぞれ運営しており、クローラーの検索データベースは検索エンジンでの表示順位に大きく影響します。
「け」がつく用語
①検索連動型広告
検索連動型広告とは「リスティング広告」と呼ばれることもあり、GoogleやYahoo!などが提供する検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告の事を指します。
商品やサービスに対して具体的に検討しているユーザーに対して有効な広告手法になります。
②検索キーワード
検索キーワードとは、広告主がGoogleやYahoo!広告で設定する語句やフレーズのことを指します。
検索キーワード≠検索クエリ
③検索クエリ
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで入力する語句やフレーズのことを指します。
検索キーワード≠検索クエリ
「こ」がつく用語
①コンバージョン数
コンバージョン数とは、WEBサイトでの商品購入や会員登録など最終成果(コンバージョン)の合計数のことを指します。
また別の成果指標として「コンバージョン率(CVR)」を用いることもあります。
「さ行」ではじまるWEBマーケティング用語
「さ」がつく用語
①サイコグラフィック
サイコグラフィックとは、対象となる消費者のライフスタイル・趣向・行動傾向・価値観・購入動機といった心理的属性の総称のことを指します。
また、サイコグラフィックと合わせてデモグラフィック(年齢・性別・地域・職業・所得・家族構成といった人口統計学的な属性)を使用するケースがあります。
②サジェスト
サジェストとは、GoogleやYahoo!、YouTubeなどの検索エンジンで入力したキーワードに、よく検索される付随キーワードが自動で表示される機能です。
サジェストキーワードの表示要素(明確な基準は公開されていませんが)として、検索ボリュームや過去の検索履歴、
キーワードのトレンド性(補助金情報が広まると補助金キーワードの検索ボリュームが増えるといった動き)があります。
③サブスクリプション
サブスクリプションとは、分かりやすくいうと「定額料金制サービス」のことを指します。
一般的な商品・サービスに対して直接料金を支払うのとは異なり、使用期間に対して定額の料金を支払うことで使用できるサービスで、有名なものに音楽配信サービス(AppMusicやspotify)や動画配信サービス(huluやAmazonプライム)があります。
④サードパーティークッキー(Cookie)
サードパーティークッキーとは、訪問しているサイトとは「異なるドメイン(ホスト)」から発行されるクッキー(Cookie)のことを指します。
例として訪問したWEBサイトにバナー広告が設置されている場合、その広告バナー(異なるドメイン)からサードパーティークッキーが発行されます。
サードパーティークッキーは異なるドメインをまたいでユーザーの情報(サイト上の行動や興味関心など)を取得できるため、リスティング広告やリターゲティング広告のターゲット精度に重要な役割をもちます。
「し」がつく用語
①自然検索
自然検索とは「オーガニック検索」とも呼ばれ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーがキーワードを入力した際、検索エンジンの仕組みによって抽出したサイトを表示させる仕組みのことです。
②純広告
純広告とは、広告主が特定の広告媒体の「広告枠」を購入して掲載する広告のことを指します。
純広告ジャンルとして、
WEB媒体 / バナー広告・テキスト広告・記事広告・メール広告・動画広告など
その他媒体 / テレビCM・ラジオ広告・新聞広告・交通広告・雑誌広告など があります。
「せ」がつく用語
①セグメント
マーケティングでのセグメントとは、市場での共通したニーズや購買プロセス、購買行動などターゲットの一定の基準で区切った集団のことを指します。
分かりやすい例として、ターゲットを特定の年齢・性別・地域といった項目で区切った集団もセグメントにあたります。
②セッション数
セッション数とは、ユーザーがWEBサイトに訪問してから離脱(サイトから検索エンジンに戻るなど)までの一連の行動の回数のことです。
「そ」がつく用語
①ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディア(SNS)を介して消費者の情報を収集し、マーケティング分析に役立てる手法です。
ソーシャルリスニングの重要性は年々高まっている背景として、消費者自身が情報を発信できる場が増え、その情報を参考にするユーザーが増えたこと、ソーシャルメディアでの情報収集スピードが早く情報鮮度が高い状態でマーケティングの改善にいかせるといったことが挙げられます。
②SNS広告
SNS広告とは、SNSが提供する広告サービスのことを指します。
主なSNS広告媒体 / Facebook広告・instagram広告・Twitter広告・LINE広告・TikTok広告・LinkdIn広告など
「た行」ではじまるWEBマーケティング用語
「ち」がつく用語
①チャーンレート(解約率)
チャーンレートとは、全ユーザーのうち解約したユーザーの割合を示した指標のことです。
近年ではサブスクリプションサービスの解約率を指すこともあります。
◆チャーンレートの計算式
サービスを解約したユーザー数÷全ユーザー数×100=チャーンレート
②直帰率
直帰率とは、ユーザーがWEBサイトに訪問してサイト内のページを回遊せず、そのまま離脱する割合のことを指します。
類似として離脱率がありますが、離脱率はユーザーがサイトに訪問してサイト内のページを回遊した後離脱した割合になりますので異なった指標になります。
「て」がつく用語
①ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、WEBサイトやアプリの広告枠に表示される広告のことで、バナー画像で表示されることも多いため「バナー広告」と呼ばれることもあります。
ディスプレイ広告の主な媒体はGoogleディスプレイネットワーク(GDN)やYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)などがあります
②デバイス
デバイスとは、スマートフォン・パソコン・タブレットなどその他周辺の電子機器のことを指します。
WEBマーケティングではWEBサイトのアクセス解析、各種広告の効果計測の分類項目としてデバイス別に効果検証を行うケースがあります。
③デモグラフィック
デモグラフィックとは、消費者の性別、年齢、居住地域、所得、職業、家族構成など人口統計学的な属性の総称になります。
デモグラフィックはマーケティング分析を行う際に有効な情報として収集され、サイコグラフィックと併用して使用されます。
「と」がつく用語
①動画広告
動画広告とは、動画データを活用してYouTube視聴中やGoogleやYahoo!の広告枠に掲載する広告手法のことを指します。
動画広告の種類は目的によって様々なものがあり、動画再生時に流れるインストリーム広告・広告プラットフォームの広告枠で配信するインバナー広告・ニュースサイトやアプリ内の記事閲覧時に流れるインリード広告と大きく3種類あります。
②トラフィック
WEBマーケティングで使われるトラフィックとは、ネットワーク上を流れる信号や情報、その量のことを指します。
サイトのアクセス解析でのトラフィックは「訪問数」「閲覧数」にあたります。
このトラフィックを増やすことでサイトパフォーマンスがあがりSEOの効果につながります。
③トランザクション
トランザクションとは、Webサイト上で何らかの商取引や売買といった「商品を渡して代金を受け取る」という一連の処理の単位のことを指します。
Googleアナリティクスの「トランザクション数」はイーコマースの機能を使用するときの指標の1つになります。
◆イーコマースでのトランザクション例
ネット注文が1件あり、Tシャツとトレーナーを2商品を4着の購入があった。
この場合のトランザクション数は1(1件)となります。商品の購入種類は「固有の購入数(2商品)」、商品購入数は「数量(4着)」で表記されます。
「な行」ではじまるWEBマーケティング用語
「ね」がつく用語
①ネイティブ広告
ネイティブ広告は「ネイティブアド」とも呼びます。
ネイティブ広告とは、ニュースサイトの記事や動画などコンテンツの中に広告を溶け込ませ、ユーザーに広告を意識させず自然に認知させる広告手法です。
主な掲載先としてSNS(TwitterやFacebookなど)のタイムラインやYahoo!ニュースなどのトップページ記事一覧などがあります。
「は行」ではじまるWEBマーケティング用語
「は」がつく用語
①バナー広告
バナー広告とは、WEBサイトやアプリの広告枠に表示される画像または動画で表示された広告のことで、ディスプレイ広告とも呼ばれます。
②パラメーター
WEBマーケティングでのパラメーターとは、コンピュータのプログラムに対して、処理の内容を動的に決める目的で外側から与える値のことで、Googleアナリティクスで良く使われる用語の1つです。
Googleアナリティクスでパラメーターの設定を行う理由の1つとして、サイトの流入経路を詳細化(Googleディスプレイ広告やメルマガ配信からの流入などを項目表示できる)して計測することが可能になります。
「ひ」がつく用語
①ヒートマップ
WEB解析においてのヒートマップは、WEBサイトの訪れたユーザーがページのどの場所に興味を持ち、どこをクリックし、どこに注目して熟読し、どのポイントでページを離れてしまったのかなど、行動数値の強弱を色(青~赤)で可視化できる情報のことです。
このヒートマップ情報を用いたサイト分析を「ヒートマップ分析」といいます。
②ビュースルーコンバージョン
ビュースルーコンバージョンとは、広告が表示されたがクリックしなかったユーザーがその後に別のルートでサイトにアクセスして達成したコンバージョンのことを指します。
これに類似して広告をクリックしたがサイトを離脱し、その後別のルートから達成したコンバージョン「クリックスルーコンバージョン」があります。
「ふ」がつく用語
①ファーストパーティー
ファーストパーティークッキーとは、アクセスしたWebサイトと同じドメインが発行したCookieのことです。
ファーストパーティークッキーがユーザーに付与されることで、ユーザーは会員情報(ID/PASS)などを再度入力しなくてもページにログインすることができます。
②ファネル
マーケティングにおけるファネルとは、消費者の購入までの意識遷移を漏斗(逆三角形の形をした器具)に例えて図式化したものをいい、「マーケティングファネル」とも呼ばれます。
③ブラウザ
ブラウザとは、インターネットを介してWebサイトやWEBコンテンツをPCやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのことを指します。
使用される主なブラウザとしては、Googlechrome(グーグルクローム)、safari(サファリ)、MicroOfficeEdge(マイクロソフトエッジ)などがあります。
④フリークエンシー
WEBマーケティングでのフリークエンシーとは、ユーザーが広告に接触した頻度のことを指します。
主にFacebook広告やGoogleやYahoo!のディスプレイ広告などの広告指標の1つとして使用します。
⑤プレースメント
プレースメントとは、 YouTube とディスプレイ ネットワーク上で広告が表示される場所のことを指します。
上記広告配信先のプレースメントを選定でき、ウェブページは「URL単位」、You Tubeは特定の「動画やチャンネル単位」、アプリは「アプリやカテゴリ単位」で指定することが可能です。
⑥フレームワーク
マーケティングにおいてのフレームワークとは、情報や状況を単純化して整理し、漏れなく全体を把握するために使用する枠組みのことです。
マーケティングにおいては「ビジネスフレームワーク」や「マーケティングフレームワーク」と呼ばれることもあります。
フレームワークは事業戦略を立てる、思考の整理、業務の改善など、シーンによって様々な方法があり、それを駆使することで目的に対して効率的かつ論理的に進めることができるようになります。
「へ」がつく用語
①ページ/セッション
ページ/セッション(ページパーセッション)とは、ユーザーがサイトにアクセスしてから離脱するまでにサイト内ページにどれだけアクセスしたかを示す指標です。
1セッションあたりのページビュー数の平均値を表しますので、サイトの回遊性を見るうえで重要な指標になります。
②ページビュー
ページビューとはユーザーがサイトにアクセスし、サイト内で閲覧したページ数のことを指します。
例えば、ユーザーAがサイトにアクセスして離脱するまでにサイト内のページを5ページ閲覧した場合、ページビュー数は5になります。
③ペルソナ分析
ペルソナ分析とは、自社の商品・サービスを提供したいターゲット像を、年齢・性別・地域・職業・ライフスタイルといった具体的情報を設定して行うマーケティング手法です。
ペルソナ分析では仮説に基づいて詳細なターゲット設定を行うため、明確にターゲットに近いユーザーへの最適なアプローチ方法を考えることができます。
④ベンチマーキング
マーケティングでのベンチマーキングは、競合他社やその他の優良企業のパフォーマンスと比較・分析し、自社のあらゆる課題改善をおこなう活動を指します。
他社の良い部分を学び自社で活かせることを探し、自社経営の成長発展につなげる手法として用いられます。
「ほ」がつく用語
①訪問数
WEBサイトにおける訪問数とは、ユーザーがWEBサイトに訪問してから離脱(サイトから検索エンジンに戻るなど)までの一連の行動のことで「セッション」と同義で扱われます。
「ま行」ではじまるWEBマーケティング用語
「ま」がつく用語
①マイクロコンバージョン
マイクロコンバージョンとは、コンバージョンに至るまでの重要な経路ポイントを「中間のコンバージョン」のことです。
マイクロコンバージョンを設定することで最終コンバージョンの手前で、どのポイント(マイクロコンバーション)で成果に変化をおこすのか判断する指標の1つとして分析できることがメリットです。
②マクロ解析
WEBマーケティングにおけるマクロ解析とは、Webサイト全体の量的調査のことを言います。
主にウェブ解析で用いられ、一定期間にウェブサイトに訪れたユーザー数やセッション数などの「定量データ」をみて傾向を把握するような解析を行います。
③マッチタイプ
マッチタイプとは、GoogleやYahoo!の広告作成時に設定したキーワードに対してどのような検索語句(クエリ)まで広告を表示させるか、その拡張範囲のことです。
詳しくは下記記事を参考にしてみてください。
2021.05.07
【選び方が重要!】2021年版キーワードマッチタイプ解説
すでにGoogle・Yahoo!広告の運用を進めている方が頭を悩める「キーワードのマッチタイプ」。 そんなマッチタイプの特徴やメリット、選...
「み」がつく用語
①ミクロ解析
ミクロ解析とは、Webサイト上のユーザー行動の質的調査のことを言います。
主にユーザーごとの性別、年齢、閲覧経路、日時や訪問頻度などの「定性データ」をみて、ユーザーの傾向や心理状況を読み取ります。
「も」がつく用語
①モバイルファースト
モバイルファーストとは、スマートフォンを利用するユーザーがスマートフォンをとおして快適に情報取得や操作できるようにコンテンツを最適化することを指します。
ここで言う「ファースト」とは第一や最優先といった意味合いになります。
例として、ホームページサイトのレスポンシブ化やサービスのスマホアプリ化などが挙げられます。
「や行」ではじまるWEBマーケティング用語
「ゆ」がつく用語
①ユニークユーザー
ユニークユーザー(UU)とは、一定期間でサイトに訪問したユーザーの人数のことを指します。
例えば、1ヶ月の間でユーザーAが3回特定のサイトに訪問した場合ユニークユーザー数は1(1人)になります。
仮にセッションの指標で表すとユーザーAのセッションは3になります。
②ユーザビリティー
ユーザビリティとは日本語で「使用性」の意味を持ち、WEBサイトやソフトウェアなどの操作性を示す言葉です。
例えばWEBサイトの「ユーザビリティが高い/低い」といった表現で使われます。
「ら行」ではじまるWEBマーケティング用語
「ら」がつく用語
①ライフタイムバリュー
ライフタイムバリュー(LTV)とは、企業の重要指標の1つで、顧客から生涯にわたって得られる収益(顧客生涯価値)のことを指します。
◆ライフタイムバリューの計算方法
購買単価×購買頻度×契約継続期間=ライフタイムバリュー
②ランディングページ
ランディングページとは大きく2つの意味使用されることがあります。
(1)WEBサイトの訪問者で最初に訪れたページ(入口ページ・集客ページ)のこと
(2)WEB広告などに使用されるコンバージョンなどの誘導目的に作成された縦長レイアウトのサイトページのこと
上記どちらも正しい使い方ですが、シチュエーションによって意味合いが異なりますので注意しましょう。
「り」がつく用語
①リーチ数
WEBマーケティングでのリーチ数とは、WEB広告やSNS投稿を表示したユーザー人数のことを指します。
類似としてインプレッションがありますが、インプレッションは表示した回数を示した指標になりますので、混同しないように注意してください。
②リードナーチャリング
リードナーチャリングとは直訳すると「見込み客の育成」で、獲得した見込み顧客(リード)の購入意欲を高めて、メールなどで継続的なコミュニケーションを取って検討度合を判別し、商談の段階へつなげていくマーケティング手法になります。
③リターゲティング
リターゲティングとはインタネット広告手法の1つで、サイトに一度訪問した、商品を検討したなど過去に接点をもったユーザーに対して再度広告アプローチをかけることができます。
リターゲティングが活用できる主な広告媒体としてGoogle広告・Yahoo!広告・Facebook広告・Twitter広告などがあります。
④リファラル
Googleアナリティクスにおいてのリファラルとは、WEBサイトに訪れるまでの経路(チャネル)の1つで、自社とは別のサイトの固定リンクからアクセスしたトラフィックのことです。
例えば採用求人のサイトに自社サイトのURLをリンクしていて、ユーザーがそのリンクから自社サイトにアクセスした場合リファラルからのチャネルに振り分けられます。
「ろ」がつく用語
①ローカルSEO
ローカルSEOとは、ユーザーが「サービス名+●●(地域)」のように特定のエリアを含むキーワードで検索した際、自社の情報が上位に表示されるよう最適化を行う施策のことを指します。
ローカルSEOは実店舗を持つサービス業や小売販売店など地域に根付いたビジネスを行っている企業・店舗に有効です。
②ロジックツリー
ロジックツリーはロジカルシンキング手法の1つで「論理の木」と直訳され、問題の原因解明などのために論理的に関連した要素ごとにツリー上にモレなくダブりなく分解していく方法です。
まとめ
今回はWEBマーケティングに携わるなら初めに覚えておくと話が理解しやすく、すぐに役立つ専門用語をまとめて解説しました。
その他にも英語の略称(SEOやCPC)の専門用語も含めると膨大な情報量になってしまうので、コツコツと調べながら覚えておくことをオススメします。
また別記事ではマーケティングでよく使用するフレームワークもまとめていますので、そちらも是非参考にしてみてください!
2021.04.20
【初めてのマーケティング】フレームワーク10選と活用方法
スマホの普及やデジタルの進歩にともないビジネスにおける戦略もデータの収集や分析なくして成果が上がらないケースも年々増えてきている中で、マーケ...